Netflix、Amazon、Appleプラス、U-NEXTそしてディズニーのストリーミングサービスで配信されてるドラマや映画を紹介するブログです🙌🙌🙌
よろしくお願いします‼️
今回は記念すべき第一回目になります。その第一回目、何を紹介しようか考えましたが、やはり今話題になっているこのドラマを紹介したいと思います‼️
それはこのドラマ、、、
Netflixで配信されてるこのドラマ、BEEF/ビーフです。
Netflixのドラマではアンオーソドックス、DARKと並んで最も好きなドラマです。
30分ドラマ/全10話。人間の醜態を晒しながら笑いと涙に溢れたブラックコメディドラマです。
予告編はこちら⬇️⬇️⬇️
とにかく毎回、大爆笑しながらそれでもラストはあまりに素晴らしい終わり方をしたのでとても感動しました。ラストは東洋的な終わり方でもあって、この価値観を提示した事はかなり大きな影響をもたらすと思います。なぜ東洋的なのかを書きたいと思います。ネタバレはしませんが、概念の説明はします。
実はU-NEXTで配信されてるホワイトロータスシーズン2と抱き合わせで見たのですが、こちらはアメリカの富裕層の白人がイタリアの高級ホテルに宿泊して醜態をさらすブラックコメディドラマです。アメリカの白人にとってヨーロッパはルーツであり、そこに訪れる/ルーツバックに引っ掛けて、人間としての根源にバック/戻り、そこにある憎しみやら愛やらを笑いを交えて展開していくドラマです。
シーズン1はハワイのホテルだったのですが、最終回はゲーマーだったオタクの青年が海の美しさと現地民がたくましく生きている事に魅了され、
両親が大学に行く事を勧めるのを断り、自分で人生を選択してハワイで現地民とまばゆい朝日に照らされて舟を漕いで行くというところで終わります。
これは誰かのすすめる人生を選択するのではなく、自分で決めて人生という海原を漕いでいく、という事であり、そこに朝日の光が照らして終わる/神の栄光が宿るという事です。西洋にも様々な文化があるので一概に西洋的とは言えませんが、このような演出方法はキリスト教的と言えると思います。
このBEEFというドラマのラストは東洋的と書きましたが、実際には様々な文化があるので一概に言えませんが、神が全てを創造した世界を、人は歩みを進めるというのがベースにある西洋に対して、自我/意識を離れて無我の境地に達した時に空間と一体化するというのは東洋的な基本ベースと言えるかなと思います。
人間は血と肉で構成されてる。それはタンパク質であり、タンパク質を構成してるのはアミノ酸であり、アミノ酸は炭素によって作られている。
では心は何によって構成されてるのか?
我々は自我/意識に囚われていて、見ているものは意識が作り出したものである。
人も波であり、空間そのものでもあり、自我が薄れていく事によって悟りを開く事ができる。
自我を捨てる/薄れる事によって。
悟りという概念ですが、まぁ、一生かかってもわからない事をレビューサイトで書く事自体わかってないという事だしw、量子力学的な話も一言で言うヤツが1番わかってないと言えますが、この考え方や概念がわかるとこのドラマが何が言いたかったか理解ができるのではないかと思います。
かたやホワイトロータスは空から朝日に照らされた黄金の海に舟を漕いでゆくシーンとBEEFのラストは非常にマクロとミクロの違いくらい差がありますが、個人的にはどちらともとても記憶に残る終わり方でした。
裕福になっても公共としての立場での立ち振る舞いが優先されるから自分の事を誰も理解してもらえない。貧困にあえいでいて、金がないから誰からも相手をされない。
一方は仕事に忙殺されて家庭を犠牲にして、それでもアジアを中心に歴史的価値のある王家の物を金にものを言わせて買いまくる富裕層の白人に媚びへつらう。もう一方は貧乏であるが故に犯罪に手を染めようとする。それをブラックユーモア全開でストーリーを展開していく。特に第4話は大爆笑しました。勝ち誇った顔からあの曲が流れた時は今年1番笑いました。
そして第9話のあのラスト。まさかあそこでビョークのあの曲を使うセンス。脱帽しました。無償の愛とはなにか。
90年代オルタナロックやオレンジカウンティのパンク、ミクスチャー勢が好きなら見て欲しいドラマでもある。第1話目、あまりに素晴らしい出来だったので監督誰かな?と思ったら37セカンズのHIKARIさんが監督でした。ここにいたんだと嬉しくなりました。正直、個人的に2023年ベストドラマではないかと思います。これ以上を越えるドラマはちょっと考えられない。
それくらい大好きです。オススメです。
星5つに対して
個人的満足度:🌟🌟🌟🌟🌟
オススメ度:🌟🌟🌟🌟🌟