ドラマと映画の時間

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150.オデュッセイアをどう見るか

今回はオデュッセイアの第二弾記事をしたいと思います。前回でノーラン映画特集としてインターステラーのレビューをしたいと思いましたが、オデュッセイアを見てきましたから、その熱が冷めないうちに記事にしたいと思います。

 

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前回の記事でオデュッセイアはこういう映画ではないか?という推察記事を書きました。今回はその答え合わせになります。
そしてこれは断言しますが、おそらく日本で1番詳しく解説できるレビューになると思います。
しかしながら詳しくともそれは意味がない行為であり、私自身が前回の記事に触れた空想の中で生きるドンキホーテ他ならないという事の証明であるという風になります。

 

ま、とにもかくにも早速いきたいと思います。
尚、劇中のストーリーに関してはなるべく触れずにいきます。しかしながら最後の結末についてネタバレしますので、鑑賞をしてない方はぜひ見てからお願いしたいと思います。
あくまで2回目見たらより楽しく見れる、あるいは面白くなかった人は面白く見れる可能性があるという記事になっていますので、そこのところはご自身で判断いただけたらと思います。

 

 

⚔️オデュッセイア⚔️/レビュー

 

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これは実は日本人が一番楽しめる作品だと感じました。

前回の記事に書いた通り、オデュッセイアは人生を暗中模索している騎士/ナイトという事で、暗中模索=闇/darknightを彷徨う騎士/dark knightという意味合いがとれる。
また騎士道というのは正々堂々と戦う事に対して、トロイの木馬から闇討ちするっていう事自体が闇の騎士/ダークナイトであると。
そして人を騙して闇討ちするという事はジョーカーのやりそうな事だし、ノーランそのものはダークナイトを作った事によって人生が変わりオデュッセイアの人生と同じように闇を彷徨っているという事かなと思いました。
虚構の世界にしか存在しないのにジョーカーは物語をこえて現実社会に大きな影響を与え、ノーランの範疇を超えて手がつけられない存在になっている。
オデュッセイア/ノーランの暗中模索の旅を描きたかったのだろうと推察しました。
また兵士が帰還でないという点もダークナイトという映画を作ったせいで、ダークファンタジーやジョーカーのような存在を中心とした映画が量産されて、芸術よりも金儲けのために兵士/みんな走ってしまって死んでいったという事なのだろうと考えました。
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そしてオデュッセウスの妻に求婚しようとしている騎士達がいる。
それは妻ペネロペは映画そのものであり、映画を利用して権威と権力、金儲けをたくらむダークナイト達がいると。
また騎士道物語で騎士が帰還する話と言えばもう一つ有名な小説があります。ドンキホーテという作品ですが、こちらも意識してるのではないかと思いました。
ドンキホーテの作者ミゲル・デ・セルバンデスは戦争で片腕を失いつつ、帰還中に海賊に襲われ捕虜となり、スペインに帰国した際にはオデュッセイアのように歓待を受けると思っていたが、むしろ降格処分になり、絶望して50代にケンカ騒ぎを起こして牢屋に入れられてそれがきっかけでオデュッセウスの旅路に重ねてドンキホーテを書いたと言われてます。
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クリストファーノーランはドンキホーテのあの旅路とオデュッセイアを重ね合わせつつ、ミゲルデセルバンデスが騎士道にのっとり人生を送り30代に帰国し、50代でドンキホーテを書いたのと同じように、30代でバットマンという騎士道精神を軸にした物語を作り、50代でオデュッセイアという騎士道物語で答え合わせをしてるといる。
騎士道というのは素晴らしいが、オデュッセイウスのような英雄譚は虚構に満ちたでっち上げであり、人々は常に英雄を求めるが、現実にはそんな者はいないのだという事を謳ったストーリー性と、あのいととおかしき正気を失ったドンキホーテと、人々がノーラン最高と言えば言うだけ、ドンキホーテの気分にノーランはなると。ダークナイトという作品で、死者が出ている。 

 

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罪を背負っている自分が、映画界の巨匠だのなんだの言われるのは、ドンキホーテ以外の何者でもない。
あらぬストーリーを勝手に作られあらぬ人物に仕立て上げられ勝手に祭り上げられている。
ドンキホーテはコメディで、ミゲルデセルバンデスの人生に起きた悲劇を喜劇にしている。このオデュッセイアも同じく実はコメディの要素が実に立っています。コメディというのは不幸であればあるだけ、笑いが立つという事です。説明しましょう。
中世ヨーロッパでは庶民は9割方税金が取られました。空気を吸っても税金を取られ、死んでも死亡税というのがありました。生きても死んでいい事がない。しかしこれだけでは終わりません。キリスト教では罪を告白しない限り、天国には行けません。罪の告白にも金が取られます。まだあります。飢饉はだいたい10年に一度おきます。そうすると食糧が足りないので戦争が起きます。すると庶民が死んでゆく。さらに栄養失調で病気が蔓延する。ここでも多くの人が亡くなってゆく。さらにこれによって呪いだ祟りだと言って生け贄や訳のわからない理由をなすりつけられて人が死んでいきます。つまり絶望に絶望が相次ぎもうないだろうと思ってもさらに絶望があって勘弁してくれと言ってもさらに絶望が続き、もう人なんていないよと思ってもさらに絶望が続く。笑えない状況なのに笑ってしまう、これがコメディの本質で不幸の連鎖が続き不幸が深くなれば笑いが立つという事になります。

 

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オデュッセイアの絶望とコメディはなにか?
そもそも神話は現実の話ではないのに、それを一所懸命作る事自体、おかしくもあるし、ギリシャ人もでていなければギリシャの言葉でもなく、他所からきた俳優が英語でやっているという悲劇と喜劇性。
さらに兵士が豚になってゆくのは宮崎駿の千と千尋の神隠しのオマージュで、千尋が記憶を忘れたハクを助けてやがて現実の世界に戻るというストーリーを、ハクが千尋を助けにゆくという逆転した形でオデュッセイアはストーリーをなぞっています。
あれだけ初々しかったハクと千尋が、西洋で描くとなったら、酸いも甘いも経験して疲れ果てた中年の夫婦オデュッセウスとペネロペになっているという悲劇と喜劇性。
さらにエイサップロッキーというラッパーが吟遊詩人ででいますが、彼こそがあの中で1番のオデュッセウスであるという点。
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ラッパーは自身の英雄譚をラップしてるというスタイルでもあるし、エイサップはスウェーデンで乱闘騒ぎを起こして留置所に入れられ、トランプ大統領が働きかけた事で釈放されたのではないか?と言われています。無事に帰還しつつリアーナの元に帰ったという点はオデュッセウスと重なりつつドンキホーテでもあるし、ミゲルデセルバンデスにの人生も重なる。
歌え歌い手よ、というセリフがあったと思いますが、それはリアーナに言えって事で笑いました。
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あとペネロペ演じるアンハサウェイの演技が英語がわかると本当におかしくて仕方なかったです。
彼女はペネロペを通じて映画そのものを表現しており、映画というのは空想の創作物ですから、オーバーリアクションでありながらリアルなトーンも含んでいて、完全にコメディリリーフ的ポジションで良かったし、ノーランがオデュッセウスだとするならプロデューサーでもあるノーランの妻がペネロペになり、ラストの大立ち回りはペネロペは何にもせずに蚊帳の外から見て、現場で指揮してるノーランがヒイコラ言いながら血まみれになって戦っているという構図になるので、そいう点も含めてコメディが立っていて笑いました。

 

⚔️黒澤明とノーラン⚔️

 

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私が1番この映画を見て感動したのは、ノーラン自身は映画をペネロペに見立て、彼女に会う事によって映画を作る意志を見せて終わるのだろうという事は予測できたけど、まさかジョーカーを生み出した、忌まわしき原点に目をそらさず、向き合い物語をつむぎ出した事です。
黒澤明の映画によって惑わされたが、同時に黒澤明の映画によって復活するという展開には拍手喝采です。

 

かつて猟犬のようなオデュッセウスが物乞いという野良犬になり、飼っていて捨てられた猟犬/野良犬に触り、再び人々を守る番犬となる。あのシーンは泣きそうになりました。見事な見栄/ミエの切り方。

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これは黒澤明と三船敏郎の関係を表している。黒澤明は野良犬では警察の新人刑事/法を守る番犬の役をやらせます。さらに用心棒では人を守る役をやらせ、天国と地獄では会社の重役として人々を牽引し守る側をやらせます。
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その天国と地獄を土台にして作りあげたのがダークナイトです。ダークナイトではブルースウェインは会社の重役でありバットマンとして人々を守る用心棒の役割を果たしている。三船敏郎をなぞっています。
そこにジョーカーがバットマンに扮した一般市民を誘拐して殺害する。

 

マフィアとギャングに雇われた野良犬のような用心棒ジョーカーと、人々を守るが暴力に頼る正義の用心棒のような野良犬、バットマン。
天国と地獄で誘拐した犯人を演じた山崎努の迫真の演技に、刑務所から出てきたらどうなったか、ノーランは山崎努とジョーカーを重ね合わせ、そこからノーランの悲劇の連鎖は始まった。

 

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その原点に再び戻り、野良犬オデュッセウスが番犬となり大立ち回りを繰り広げる。
さらに天国と地獄で誘拐された子供を助けようとする警察、番犬の役で仲代達矢が出演しています。かつて仲代達矢は用心棒という映画で、ピストルに頼る用心棒役をやりました。武士道から外れた彼もまたダークナイトであり、野良犬である。それが番犬となり、黒澤明との最後の映画、乱では一国をおさめる殿様の役として出演しています。オデュッセウスも一国を治める殿様であり、ここからノーランは乱を彷彿とさせる展開になだれこんでゆく。仲代達矢に寄せたオデュッセウス。なるほどそうきたかと思いました。
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このラインがわかっているとブチ上がると思います。見事だ、ノーラン‼️と心の中で拍手喝采を送りました。
そしてあの悲劇の連鎖が繰り広げられる乱に対する返答、黒澤明に対する返答と共に、ミゲルデセルバンデスに対する返答を同時にしている。

 

また千と千尋の神隠しも最終的には千尋が現実に戻り、ハクは残ります。つまりペネロペが映画だとするならば、いつかノーランも私達も死んでゆくが映画は現実に残るという事を表現もしている。
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人類史に対する悲劇、自身に対する悲劇、暮れてゆく映画世界と共にこれからも歩もうとする悲劇、ノーランの映画は球体であり、色々な角度で見ると様々な味わいができるノーラン映画史上最高傑作だと思います。
正直合戦シーンなどはゲームオブスローンズを見ていると物足りないところもありましたが、印象深いシーンが沢山あったし、個人的には良しとしました。
最後に長々と書いてきましたが、こんな事は全く持って意味がない。私自身が1番のドンキホーテである事。
まっすぐに物事を見れない悲劇。そういう人間をノーランからしてみるといとおかしき人物に見えるでしょう。
いかがでしたでしょうか?前回の記事と照らし合わせてみると、ドンキホーテもまくりながら、私の想像のはるか上をいく作品になっていました。まさか天国と地獄まで、悲劇の連鎖の原点に戻るまでやるとは思いもしませんでした。

 

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最後に私がどうしてドンキホーテであるか、考えすぎて頭がおかしくなっているかを書きたいと思います。しかし確実に映画の味が変わってしまいます。ですから、我こそもドンキホーテになろうぞ、という人だけご覧になってください🔽🔽🔽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オデュッセウスの大立ち回りのシーンでロバートパティンソンが周囲の人間に命令して突っ込ませます。あのシーンを見てまるで暴れん坊将軍の悪い殿様や悪代官が、こうなったら出会えい‼️出会えい‼️皆のもの出会えい‼️と言ってらようだなと思いました。
ん?暴れん坊将軍?オデュッセウス、暴れてる。日本で言えば将軍の立場だ、、まさかノーランは暴れん坊将軍知ってるのか?と思いました。そこからさらに考えるとペネロペからもらったあの物が水戸黄門の印籠だとするならば、スケさんカクさんやってしまいなさい‼️と言って黄門様は手を汚さず、旦那と子供が血まみれになってヒイコラ言ってる図式になって、ノーランまさか水戸黄門も知っているのか?と思いました。

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困った事に文脈が立ってしまう。ペネロペが映画だとするならば、長い歴史があり、名作も数々ありますから、黄門様の立ち位置になります。そこにダークナイト達が襲ってきてスパイダーマンとボーンアイデンティティの記憶を失った男が映画を守ろうとするという、立派な文脈ができてしまうのです。
ノーランが水戸黄門を知っているとするならば、皆さんならどう考えますか?考えすぎだ、流石に飛躍しすぎだ、しかしここまで徹底的に映画シナリオが伏線を回収してるならば、、、。

 

正直猟犬での見栄の切り方が日本っぽいし、時代劇は沢山見ているだろうと思うけど、まさかノーランが暴れん坊将軍や水戸黄門を見ているとなると、メチャクチャ面白いと思いました。
これが日本人が見たら1番楽しめる理由ですw。
IMAXで暴れん坊将軍を見るなんてなんてバカバカしく素敵な行為だろうと思いました。いかがでしたでしょうか?これでアナタも立派なドンキホーテです。ノーランに水戸黄門と暴れん坊将軍知っているのだろうか?
ノーランは仮に知っていても絶対に知らないと言うでしょう。我々はどうなんだろうか?と空想と虚構の物語の中でずっと疑心暗鬼のまま生きる事になります。
それはドンキホーテのように、珍道中を繰り広げる事になる。

 

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これでアナタも立派な見事ノーラン一家の仲間入りです‼️

149.オデュッセイアをどう見るか

今回は映画オデュッセイアについて語りたいと思います。

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と言っても実は私はまだ見ておりません。

今週末に見る予定ですが、オデュッセイアの本は読んでいますし、マーガレットアトウッドのペネロピアド/女たちのオデュッセイアは読んでいます。

今回はちょっとした面白い企画としてノーラン映画と原作を読んだ事を踏まえて、なぜノーランはオデュッセイアを撮ろうと思ったのか、見ないのに考察をして、鑑賞後に答え合わせする形で進めてまいりたいと思います。

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個人的にはオデュッセイアを制作すると聞いた時にピンときたことがあったので、ザッと書いてみたいと思います。それでは早速いきましょう。

 

オデュッセイアはギリシャ神話で妻の元に帰る映画です。

ポセイドンの怒りに触れて彷徨う事になるのが原作ですが、おそらくトロイの木馬が鍵になると思いました。

ギリシャ神話において神々がたまに人間界に降り立つので、人々は見ずら知らずの人が訪れても歓迎する事がとても大事なのですが、神からの捧げ物として祝っている間に木馬の中に隠れていた兵士が騙し討ちをします。闇討ちをする。それは騎士道を重んじる/騎士つまりナイトとしては誉れ高い事ではありません。

それは闇の騎士/ダークナイトがやる事です。

もう一ついうとオデュッセイアの旅路と人生の闇夜を彷徨うという事を重ね合わせているところがあります。闇夜の事を英語でなんと言うか?Dark nightです。

ダークナイトといえばクリストファーノーラン作品にもあります。詳細は下記にレビューを貼っておきますからご覧ください。

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今は話を進めていきたいと思います。

木馬に隠れて闇討ちをする、それはノーランのダークナイトで言えばジョーカーがやるような事だと思いました。この作品によってクリストファーノーランの人生は変わってしまった。

オデュッセイアそのものの旅路とノーランは自分の人生を重ね合わせて映画を制作する気なのだな、と感じました。

原作にはオデュッセイアの兵士たちの多くの兵士が亡くなります。

おそらくそういうシーンは必ずあると思いますが、それはダークナイトという作品が空前のヒットを飛ばし、クリエイターがダークナイトに続けと、ダークファンタジー作品を量産するようなり、ジョーカーのような悪役を模倣するようになってしまった。

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芸術のためでなく金儲けのために心を捨てて死んでしまったという事だし、ジョーカーそのものを模倣して殺人事件が起きたり色々な社会問題を引き起こしてしまい、多くの犠牲も伴ってしまったというところがあると思います。

ノーラン自身の範疇を越えたところで作品は1人歩きしてしまい、彼自身自責の年に苦しんでいるという事かなと察します。正確に言えば、ノーランの妻がプロデューサーとして長年やってきてますから、妻も一緒に苦しんでいるという事になると思います。

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その事実をオデュッセイアの旅に反映させているのではないか?と感じます。私は基本的に予告編を映画館以外では見ないようにしていますが、ギリシャといえば突き抜けた青空と美しい海が有名なのに、あまりそのような壮大なロケーションが宣伝として使われてないところも注目だし、暗いシーンも多いのがIMAXとの相性を考えるところです。SNSはやってないのですが、どうやらピンボケのシーンがあったりするらしいのだけど、やはりIMAXはフィルム撮影なのだろうし、粒子そのものが暗いと光が乱反射してしまうからピンボケしたりしてしまうのだろうな、と思います。

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なんとなくですが、最高の撮影方法を持ってしても人間の本質は写せないものなのだ、という事なのかなと感じます。ノーランの人生の道中も暗がりの中でおぼろげである、という事を指してるかもしれませんね。

 

⚔️もう一つの騎士道物語⚔️

 

次にオデュッセイアの騎士の旅路の物語と聞いた時に私はもう一つの有名な騎士道物語を思い出します。それはドンキホーテという物語です。
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ドンキホーテは騎士道物語を読んで感化されて、実在しない姫様に恋焦がれ、騎士道精神に乗っ取って従者と旅に出ます。
魔物が出た、このドンキホーテが成敗してくれると、ロバに乗ったドンキホーテは単なる風車に激突して大怪我をしたり、空想の世界と現実の世界がごちゃ混ぜで、正気ではない状態で冒険をし、やがて自分の村に帰った時に、ドンキホーテは何を思うのか?というのがあらすじです。
この小説がとても大好きなのだけど、ドンキホーテも虚構の世界に迷いこんだ、つまり人生の闇夜/ dark night を彷徨っている騎士/ dark knightになります。
冒険に出て彷徨い、再び村に帰還するというストーリー性は、ギリシャ神話のオデュッセイアを明らかに意識していると思います。そして英雄の帰還と言われがちのストーリーをドンキホーテは暗に批判している作品ともとれます。

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ノーランは自分自身をドンキホーテと重ね合わせてもいるように感じます。
つまり私はずっと映画という虚構の世界で生きてきた。虚構の旅路と現実の世界を行ったり来たりしながら嘘と真実にまみれた世界を生きてきた。ダークナイトという、バットマンを使って騎士道精神にあふれた物語を作ったつもりが、ジョーカーという存在の方が大きく取り上げられすぎてしまった。
私は一体何と戦い、どうやって旅をしてきたのか?ドンキホーテが村に帰還し、オデュッセイアが妻の元に帰還するのと同じように、ノーラン自身も人生を取り戻し、映画の原点に立ち返ろうとする試み/こころみをしようとする映画なのかな?と思ったりしてます。
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またなぜドンキホーテの騎士道物語を私がこだわるかと言えば、このドンキホーテを書いた小説家ミゲル・デ・セルバンデスの略歴をノーランは絶対に意識してるのだろうと思うからです。
セルバンデスはある海戦で兵士として戦い、腕を失いながらも自国スペインの勝利に貢献します。ですがこの帰国途中に海賊🏴‍☠️に襲われて捕虜になってしまいます。
そして5年後にようやく帰国を果たすのですが、神の為、スペインの為に貢献したのだから、英雄オデュッセイアのように賞賛されるのだろうと思っていたのだが、実際にはそれほど誉められる事なく、むしろ腕を失った事で降格処分になってしまいます。これが30代に起きた事で、ここから20年後つまり50代になってケンカ騒動をおこして牢屋にぶち込まれ、この経験によってドンキホーテという作品を書くことになった、と言われています。

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言わば若い頃は騎士道を重んじ、神の為、スペインの為に戦ったが、結果的に50代になって自分の境遇を考え、振り返ってみたらどうであろうか?という事を小説に書き記したわけです。同じようにクリストファーノーランも30代でダークナイトトリロジー/騎士道物語を制作し始め、50代でオデュッセイアという、これまた騎士道物語を制作しているわけです。
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私にはこれが偶然のようには思えません。おそらくノーランはこのセルバンデスの略歴を意識してオデュッセイア制作したのではないか?と思います。
いかがしたででしたでしょうか?オデュッセイアを見てないのにも関わらずここまでズラズラと厚顔無恥を承知で書きまくれるのは日本においてこの私だけではないかと思いますw。
 
私はドンキホーテという小説が大好きで、初めて読んだ時はギリシャ神話のオデュッセウスの事を所詮、虚構の世界と断罪してるのではないか?と感じました。それが故に今回ノーランがオデュッセイアを制作すると知った時は、ドンキホーテおよびノーラン自身が自分と重ね合わせ彷徨う旅路を描こうとしてると思った次第です。私の頭も虚構まみれです。この推察が合ってるかどうかは今週中に見てあらためてレビューしたいと思います。読んでくださいましてありがとうございました‼️
ダークナイトのレビューはこちら🔽🔽🔽より深く理解できると思います。

 

https://spiralout.hateblo.jp/entry/2025/04/22/210927

次回はクリストファーノーラン作品のインターステラーを特集したいと思います。

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148.ドラマ/エミー賞発表‼️

2026年ドラマの祭典、エミー賞が発表されました‼️予想して記事にしたかったけど、なかなか暇がありませんでした。

しかし私はノミネート作品はほぼ見ております。多分、日本でここまでドラマを見ているのはほとんどいないと思います。

という訳で早速振り返ってみましょう。

 

連続ドラマ部門最優秀受賞作品はピットでした!!まーこれは納得でしたね。というか、強すぎました。

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ピットは医療ドラマで、黒澤明の赤ひげを土台にしていて、医療従事者たちの交流とともに患者との関わり合いを描いたドラマです。

 

主演、プロデュースも兼ねている主演のノアワイリーは主演賞も受賞してきますが、名前のノアはノアの方舟とひっかけています。つまり病院は方舟そのものであり、先導役としてノアがいると。

多様な人々を救うべくなんとか方舟を操作したいが、あまりに嵐/社会情勢が酷く、沈没しかけているし、諦めかけている状態から始まるのがシーズン2です。

 

レビューはこちら🔽🔽🔽

https://spiralout.hateblo.jp/entry/2026/04/21/121915

黒澤明の赤ひげ先生は、暴力的なところがあるのですが、ノアワイリーはユダヤ人であり、イスラエルの蛮行/暴力的なところも重ねつつ、暴言を吐いたり、もうどうしてもいいかわからない、という状況に置かれている事をドラマで表現しています。ノアワイリーも主演賞獲得しましたが、これは誰しもが納得する事でしょう。

私は上半期ドラマランキングでは5位にしていましたが、上半期ドラマの特徴を総評で書いた通り、YouTubeなどヌードに対する規制に対して、何も考えずに規制してないないか?
裸というのは自分を表現する最も最小単位であり、始まりなのにそれを醜いとしていないか?という事をドラマの根幹にしているドラマを上半期作品の特徴として上位にあげました。
ピットそのものは5位とフツーの出来という位置付けに見えますが、エミー賞連続ドラマ部門では間違いなく受賞すると思っていましたし、とても面白いドラマですからぜひご覧いただければと思います。

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監督賞は窓際のスパイのソールメッツスタインが初受賞という事で、この作品が作品賞、監督賞を受賞してないというのはかなり驚きました。海外ドラマオススメ作品といえば窓際のスパイはトップ5に入るオススメ作品ですから、これから先も受賞しないとかなり問題なので、とても良かったと思います。
助演男優賞ではトムペルフリーが初受賞となります。
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私は昨年のNetflix配信映画、トレインドリームがいたく気に入っていて、トムペルフリーがとても好きになりました。受賞したTASKというドラマは小文字にするとtは十字架になり、✝️ASK、神に乞う者、という意味になります。彼は非常に難しい役どころで見た目がイエスキリストに似ています。薬物を強奪した形になり、快楽と絶望を与えるドラッグと宗教を同義としてドラマは展開していく。詳細はレビューがあるのでぜひご覧いただきたいと思います。
レビューはこちら🔽🔽🔽

https://spiralout.hateblo.jp/entry/2025/12/05/033545

昨年のドラマランキングをしていませんでしたから、オススメドラマを紹介してませんので、ちょっとやろうかなと思います。
 
そしてリミテッド部門、1シーズンもの欲望のセントルイスが受賞しました‼️
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わたしが上半期ドラマランキングで1位にしたドラマですが、これは本当に嬉しかったです。ミステリードラマとしてもヒューマンドラマとしても最高の出来でした。レビューで私自身の思いの丈を語ったと言いますかw、そういうところも含めて、非常に時代と人間を掴んだ作品だと思います。
監督のスピーチはもうちょっと長く、俳優陣が壇上に上がった時にもっと喜びを分かち合えたら良かったのにと思いました。でも本当に嬉しかったです。
レビューはこちら🔽🔽🔽

https://spiralout.hateblo.jp/entry/2026/03/19/144057

それではコメディ部門ですが、こちらはApple TV配信ドラマのウィドウズベイが受賞しました。
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これは見た人ならば誰も文句を言う人はいないでしょう。本当に面白かった作品です。
ウィドウズベイは他にも監督賞、脚本賞、主演男優、助演男優、助演女優賞を受賞しております。これは本当に素晴らしい成果でした。

 

 

ま、正直、マーゴのマネートラブルにも一つ二つ賞を受賞して欲しかったのが正直なところです。

かなり社会問題にも切り込んだ作品でもあるし、出会い系、ポルノ業界と女性という視点でも目を逸らさず、真正面から向き合った作品なので、そういう点で評価して欲しかったし、脚本賞はあげて欲しかったと思います。
レビューはこちら🔽🔽🔽

https://spiralout.hateblo.jp/entry/2026/06/22/211928

とは言っても今年の主役はなんと言ってもこの男、マシューリスでしょう‼️

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驚きました。コメディ部門とリミテッド部門の主演を両方受賞するという事は快挙でしたし、おそらくこれから先もこんな事は起こらないと思います。ウィドウズベイのあの素っ頓狂な町長が、本土に渡ったらサイコパスになっていた、、リミテッド部門のビーストではサイコパスな役柄を見事に演じきり、町長の役が抜けない中でビーストを見るとなんとも言えないおかしみがあって、これはエージェントがよほど優秀なのだろうと思いました。
 
それが見事に現れていました。またもう1人個人的に注目した俳優がいて、それはウィドウズベイで助演女優賞を受賞したケイトオフェリンです。
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このウィドウズベイの成功は彼女がいなければここまで評価されていなかったと思います。今後ドラマ、映画両方で注目すべき俳優だと思います。A24の作品でよく見られる俳優のような気がします。
さらに快挙というか名作ドラマにこの人の名あり、ヒロムライが監督賞を受賞しました。

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私の好きなステーション11、バリー、一流シェフのファミリーレストランなど素晴らしい作品に彼の名前があります。日系アメリカ人だそうですが、もうドラマ界では欠かせない存在で、監督賞受賞した際に多くの人から拍手が送られたのは、皆が納得していたと思います。
ちょっと面白いデータがありますので、紹介したいと思います。
 

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実は最多受賞作品が日本の中世を舞台にしたSHOGUN/将軍という作品なのですが、これは脚本家組合のストライキがあったりしてドラマ本数が少なくなって独占状態だった経緯もあるのですが、実は日本に関わる人や文化が影響してる事があります。

単純に偶然じゃないか?という指摘もできますが、来年のエミー賞のコメディ部門でも一流シェフのファミリーレストランが独占する可能性が非常に高いし、あのラストシーズンでは鬼滅の刃の影響が垣間見れます。そのディレクターをしているのがヒロムライで、彼のアイデアで鬼滅の刃の影響がある事が考えられますから、決して偶然ではないと思います。
レビューはこちら🔽🔽🔽

https://spiralout.hateblo.jp/entry/2026/07/12/142730

という訳で見てきましたが、個人的に一番の番狂せが連続ドラマシリーズの主演女優賞でした。私の中ではノミネートされていたNetflix配信作品のディプロマットのケリーラッセルか、ユーフォリアのゼンデイヤだろうと思っていましたが、受賞したのはプルリヴスのレアシーホーンという事でした。
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プルリヴスも勿論面白い作品ですし、レアシーホーンも素晴らしい女優なのは間違いありませんが、ドラマ自体はどのような世界観でレアシーホーン演じる主人公が最後にようやく反撃し始めるところで終わったので、主人公はこれから活躍する事を考えると、今回はケリーラッセルかユーフォリアのゼンデイヤである事を疑っていませんでした。アメリカにおいてのプルリヴスの注目度の高さが伺いしれた訳ですが、個人的にはケリーラッセル、ゼンデイヤに受賞して欲しかったな、というところです。
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そしてプルリヴス含め今回のエミー賞はApple TVの大躍進という点が挙げられます。実際に私自身も今年はApple TVのドラマを一番見ているし、これからレビューするのもApple TVが多いと思います。
来年もこの勢いは続くと思いますが、ちょっと心配なのはディズニー傘下のFXです。こちらはあまり受賞してなかったですが、非常に質の高いドラマがあるので巻き返しに期待です。来年はSHOGUNも配信されるし、一流シェフのファミリーレストランのラストシーズンがノミネート対象になるのでかなり期待はしてますが。
という訳で今回は以上になります。U-NEXTでエミー賞受賞式を見ましたが、とても面白かったです。コメディ部門で主演女優賞を受賞したジーンスマートのスピーチや同じ部門で助演男優賞を受賞したスティーブルートのハリソンフォードに対するスピーチには爆笑しました。ぜひ見られる方はご覧いただければと思います。
今回惜しくも受賞は逃したけど、ノミネートされてる作品はどれも素晴らしい作品ばかりですから、そういう作品も漏らさず紹介していこうと思います。それではありがとうございました‼️

 

 

 

 

 

 

 

 

147.ハウスオブザドラゴンs3 レビュー

今回はU-NEXT配信、HBOドラマのハウスオブザドラゴンシーズン3のレビューをしたいと思います。

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最初から言ってしまうと、やってくれました‼️

本当に面白かったドラマで大満足のシーズン3でした。ハウスオブザドラゴンはゲームオブスローンズの前日譚の話で、ゲームオブスローンズからおよそ200年前の話になります。私は原作を読んでいますが、今回は完全に原作から離れて独自のエピソードシリーズになっています。原作でいうならばだいたい半分くらいといったところで、もう全てを描き切ることはあと1シーズンでは不可能なのは間違いありません。

色々な事件が起きるのですが、何を捨てて何を残し、どうやってシーズンを終えるのか、原作読了した側からしてみるとそこが大いに気になるところです。という訳でもうすでにレビューしていますが、ネタバレはなるべくしないように進めていきたいと思います。

 

🐉ハウスオブザドラゴン🐉シーズン3🐲レビュー

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ドラカリス‼️


いやはや前作の不安を一気に払拭する素晴らしい出来でした。
シーズン2の結末まで見て思ったのが、これ本当にシーズン4で終わるのか?原作読む限りかなり遅いペースだし、激烈な戦争シーンを本当に映像化できるのか?と不安になったけど1話目から本当に息を呑むシーンで、どこまでも残酷かつ不条理で、これぞ大河ドラマ、ゲームオブスローンズサーガという出来栄えで、勝手にもう大丈夫だ、と思いました。
私の妻は1話目か俺の服にしがみつき泣きながらこんな事ってある?と一喜一憂し、ジェイス〜、お気に入りだったのにと泣き濡れていて、私はちょっとそっぽ向いて笑いを堪えるの必死でした。
さらに妻の推しのクリストンコールに起きる悲劇に際しても、もういい加減にして〜と俺に当たり散らしてきて、なんかゲームオブスローンズ見てるなーと感じました。

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レイニラの帰還。ここから新たな圧政をひくのかと思いきや、金がない。どんどん追い詰められ混乱に拍車がかかる。結構こういう事は実際に歴史上でもあったろうと思ったし、日本も民主党が自民党を打破して政権を奪ったが、当てにしていた金がなくて、機能不全に陥った事を思い出しました。

レイナターガリエンの不憫さったらない。わたしだってやれる、死の淵に立たされながらようやく見つけたドラゴンを乗りこなそうとするが、レイナを演じたフィービーキャンベルを褒めちぎりたいです。

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さらにハイタワー家のオーマンドハイタワー演じるジェームスノートンの憎々しい演じっぷり。あーハイタワーの人だねーってつくづく思いました。
最終話も見事な活躍で私にはとてもブッ刺さりました。
今回1番残酷だと感じたのは、庶民がその治安の悪さとパンを求めてる状況なのに、レイニラが自分の正当な後継者を訴えるシーン。

来るべき未来のために全ての民が生き残るためには、私が玉座に座らなければいけないと民に訴える姿に鳥肌は立ったものの、パンもロクにありつけない庶民には何を言ってるかさっぱりだし、そもそも前の王が生きているかも知れないという噂が立っている中で、もしそれが本当ならばこの女王は簒奪者以外何者でもないという事になる。

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薄い。あまりにもレイニラは薄すぎる。彼女に起こる悲劇の数々には同情するが、今の状況が見えていない。レイニラ演じるエマダーシーも名演技していたと思います。

最終話の圧巻な出来栄えにとても満足しました。冬の狼は北欧神話のヴァルハラを求めて突っ込んで行くヴァイキングのようで、カッコ良すぎでしたし、それを見てるとデイモンがサッカーのノルウェー代表のハーランドに見えてきて、ちょっとややこしくも思えました。そういう偶然も味方につけたシーズンだったと思います。
チャールズディケンズの大いなる遺産という小説にインスパイアされたであろう新たなドラゴンライダーの乗り手のヒューにおける悲劇。

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ジェイスがドラゴンライダーを王族からだけでなく広く公募する事に反対していたが、結局はその存在が大局を担う事になってしまう。
この人類史において誰も勝者なんて者はいないのだ、と疲れ切ったデイモンを見ながら感じつつ、原作とは違う展開になり想像もできなくなってきたけど、いよいよ次のシーズンで最後で、まだ勝者を巡って泥沼の闘争はさらに激化していくのだけは間違いない。

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勝者なき闘争はまだまだ続く。とにかく大満足の出来でした‼️もしまだハウスオブザドラゴンを見てない方がいましたからまだ遅くはありません。

ゲームオブスローンズよりもこちらをシーズン1から見て欲しいと思います。

 

 

146.HBOドラマ/欲望のセントルイス

今回は前回の記事、上半期ベストドラマランキングTOP10で私が一位に選んだ欲望のセントルイスについてご紹介したいと思います。

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こちらのドラマは、近々行われるエミー賞、リミテッド部門でノミネートされている作品です。

主演はNetflixドラマで有名な作品の一本、オザークヘようこそ主演を演じたジェイソンベイトマンと、ストレンジャーシングスで勇敢な父親を演じたデヴィットハーパーが主演をしています。つまりNetflix有名作品の2人がHBOで演じているという、ちょっと意味深な感じもするドラマになっています。

さらにNetflixドラマ、デッドトゥミーシリーズに主演していたリンダカーデリーニも主演の1人で、この3人が主演で物語がどんどん謎めいていく展開になります。それでは早速ドラマの紹介とレビューにうつりたいと思います。尚、ネタバレは極力控えますが、なぜセントルイスなのか?という事は説明したいと思いますので!何も知りたくない方はぜひご覧になってから読んでいただければと思います。

 

欲望のセントルイス/レビュー

 

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本、ドラマ、映画、ゲームなど、ストーリーにおいて最大のネックは、物語が進むにつれて過去の回想シーンが差し込まれると見る気を削がれてしまうケースが多いけど、このドラマはストーリーがどんどん混沌としていく中で、過去に何があったのか回想シーンを早く見せてくれと思わせるところ。

ミステリー、推理小説が好きな私にはストーリー、演出全てが最高で、混沌としながらも最後は1本のストーリーでつながっているところがとても最高でした。

セイントルイスの由来とはフランス人がミシシッピ川流域から侵略して定住したのち、13世紀に神に対する敬虔さと公平な立場で慕われたルイ9世から取られた名前だという事。

気象を見て天を予言する者、野球で審判として公平に裁きを与える者、手話を通して言葉を紡ぐ者、この3人の持つ要素を合わせてセントルイスとも言える。

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そのセントルイスとDTFしようという事だが、結末はどうなっていくのか。

デビットハーパーがなんとも言えないくらい良い。ストレンジャーシングスでは勇ましく戦う父親でしたが、今回はピーチ姫を守るスーパーマリオに寄せてる部分があると思いますが、不能状態でありながらも、どこかテディベアーのような座ってるポーズが印象的でしたが、愛くるしさに満ち溢れていて、この人物に対する演出、造詣が見事だと思いました。

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妻役のリンダカーデリーニも魅力的で良かった。本当に美しくかつ圧のかけ方も上手く演じていたと思いますw。

このドラマを見始めた時は、最初は誰が殺したのか?という事を探るドラマだなと思っていたけど、そこからどんどん混沌していき、一体何を見せられているのかと笑ってしまいましたが、この三人の主要人物それぞれに感情移入できるし、5話目でなんとなく真相がつかめたけど、6話目でハイライトであると思われるシーンで様々な事を考えました。

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私も中年で40代です。下から突き上げられ、上から結果を求められるが褒められる事はほとんどない。ワーキングバランスが変わっても、企業戦士として中年というのは第一線で常に結果を求められる立場で謎の孤独は深まるばかりです。

私の場合は多趣味だから釣りやスキーなど色々楽しめる要素とそれぞれの趣味で友人がいるから良いですし、子供もいるので楽しくやれているけど、無趣味で仕事一途ならばおそらくドロップアウトしてるだろうなと思います。
人の暮らしは電気がない時代と今では、今の方が圧倒的に暮らしやすくなっています。

かつては寿命は45歳まで生きていたら大往生でしたが、今はそうではありません。楽しめる事も、幸福度も上がっているのは間違いないけど、不安と孤独、孤立はより深まっていく。
技術革新がもたらした恩恵は大きいが、さらに平均寿命が延びれば社会保険や貯蓄をどれだけ持っていたら良いのか、不安は増大していく。

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6話目のハイライトであろう2人のやり取りは、まさに訳がわからなくなってしまった者たちが本来の人生の楽しみをを気づくシーンでしたが、それは私達そのものでもあるし、それをたまたま見かけた者は、今は理解できなくともいつか理解するであろう事を「預言」しているようで胸が締め付けられました。

本当に笑いながら、同時にこのドラマが胸が痛いほどわかるような年齢になったのだなと思いつつ、繰り返し視聴しました。

私には小学生の息子が2人いますが、小学生の息子がスケボーで手を骨折してしまいました。昨年は足を骨折し、今回は手首。スケボーは骨を折るよと言われましたが、見守る側も本当に骨が折れます。
しかしそれでもやはり勉強や受験よりも怪我をしてもいいから趣味を持ってもらいたい。

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人生は長くなりました。その分喜ぶ事も多くなりますが、働く期間も当然長くなってゆく。豊かさを求めて邁進するが、これが本当に私の望んだ事なのか?YouTubeでも本屋でもスキルアップと自分磨きの商品がとても売れている様ですが、それは本当に人生において必要な事なのか?

このドラマはとても大きな意味を持っていると強く感じます。ぜひご覧ください‼️

 

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145.上半期ベストドラマTOP10‼️

今回は上半期に見たドラマTOP10をアップしたいと思います。かなりまた更新してませんでしたが、夏は仕事に子育てに忙しくなかなかアップできませんでした。しかしようやく落ち着いてきたので大量に見てなかったドラマを大量に見まくっていますから、今後ドシドシアップしていきたいと思います‼️

とりあえず一月から六月まで配信されたドラマから厳選しました。今の時点で24作品のドラマ、ドキュメンタリーを見ています。その中で10本ほど私が素晴らしかったドラマを今回は紹介したいと思います。

それではさっそくいきましょう。

 

 

No.1:欲望のセントルイス/U-NEXT

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No.2:ユーフォリアs3/U-NEXT

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No.3:ナイトオブザセブンキングダム/U-NEXT

 

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No.4:マーゴのマネートラブル/Appletv

 

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No.5:ザ・ピット/U-NEXT

 

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No.6:一流シェフのファミリーレストランs5/ディズニープラス

 

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No.7:ロンドンで映画監督になる方法/U-NEXT

 

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No.8:ワンダーマン/ディズニープラス

 

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No.9:コンビニボーイズ/ディズニープラス

 

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No.10:ビーフ/Netflix

 

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総評

 

やはりU-NEXTというかHBOの作品は強かったというべきかなと感じました。そしてApple TVのマーゴのマネートラブルは予想の上をいく突き抜け方をしていたと思います。

裸に対する規制が地上波およびYouTubeなどで厳しくなっていると思いますが、そのような規制がかかればかかるだけ、裸とは汚いものなのか?醜いものなのか?ということに対して、欲望のセントルイス、ユーフォリア、マーゴのマネートラブルなどは挑発的にヌードを見せていた傾向があり、その事が最も印象に残りました。

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時代の合わせ鏡として映画からドラマの方がその時代性を表現する作品が数多く制作されましたが、その中でもユーフォリアと一流シェフのファミリーレストランは、その代表格であり、そのドラマがフィナーレを飾った事は、一つの時代が終わった事を感じさせました。

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多様性を時代に強く求めてられて、様々なドラマで様々な人種が意識的に出演してましたが、その波もおさまり、冷静に多種多様とは何か?という事を描いたロンドンで映画監督になる方法や、これから有色人種の方の台頭により、時代をバトンタッチするかのように、良くも悪くも時代を先導したイギリス人が反省を込めて指南する役で黒人である主人公にリーダーとしてどう振る舞うべきか、その事を描いたワンダーマンも素晴らしかったです。

またピットのシーズン2も黒澤明の赤ひげが主人公である事を意識して、立ち回っていてとても良かった。ぜひレビューを読んでいただきつつ、鑑賞していただければと思います。

 

https://spiralout.hateblo.jp/entry/2026/04/21/121915

 

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そして少しずつ世界の透明化が進む事がわかり、パキスタンとインド、そこにまつわるルーツを回帰しつつもコンビニボーイズの描いたストーリーはとても良かったです。こちらは日本で唯一レビューするのは私だけかも知れませんが、非常に優れたドラマです。どこよりも詳しく歴史を交えてレビューする予定です。

他にもApple TVのウィドウズベイ、Netflixのビースト/私の中の獣も現在視聴中ですが、これが本当に面白く、今回のランキングには入りませんでしたが、確実にTOP10に入る面白さなので、紹介したいと思います。マシューリスの怪演がとても光っています‼️

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他にもアバター/アンという伝説の少年という実写ドラマでは、北方民族と始皇帝の歴史をファンタジー作品として描き、ワンピース実写版ではルフィをラテン系、ゾロはアジア系、つまり有色人種が次世代を担う存在でアメリカそのものをルフィ海賊団として表現しつつ、ワポルという者がプーチンのような立ち位置で、ウクライナは私達の物と侵略を阻止するような内容を偶然でありながら必然性をしっかりととらえている作品が作られているところも特徴だと思いました。

 

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子供の寝物語は神話を作る。

 

中央アジアで遊牧民として暮らしていた先祖をルーツとする人々がアバターというドラマで、かつてあった歴史をファンタジーとして描き、あるいはワンピースでも有色人種の台頭が描かれながら、多様さが増してきていると実感しています。

そしてこれからさらにその機会は増え、どんどん渦の中心に入っていく事になるでしょう。

 

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最後にドキュメンタリーについてはあらためて記事化したいと思います。見られてないけど面白い作品が沢山あります。他に2026年上半期で見た作品でVinland sagaというアニメがとてつもなく良かったです。こちらもレビューができたらしたいですが、アニメがそんなに好きでない人やゲームオブスローンズのような作品が好きな人にはとてもオススメしたい作品です。ぜひご覧ください‼️

 

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144.ドラマ/ベアーズの画像集

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今回は、一流シェフのファミリーレストランの画像集という事で沢山集めたので、一挙公開しようと思います。多分大丈夫でしょうw。毎回ブログの記事を書く時に1番苦労するのはこの公式からポスターや画像を探すのが大変なのですが、この一流シェフのファミリーレストランは人気が高いせいか、沢山あるのでほとんど苦労はしませんでした。それではご覧ください。

 


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カーミーが彼女とイチャイチャしてる時に一人で食べ歩いていたのが懐かしい。シーズン2ですね
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1秒たりとも無駄にするな。このドラマの象徴でもあります。


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こちら最も気に入っている画像で天才ミュージシャンのフランクオーシャンのブロンドというアルバムにかけて作られた画像です。

 

藤井風が最も尊敬する人物なんですが、ブロンドというアルバムは自己再生というテーマがあってそれはカーミーそのものも指していますし、フランクオーシャンもCoachellaのライヴをすっぽかしたり、かなり性格には難ありなのですが、音楽的センスではずば抜けた才能の持ち主です。

 

ディズニープラスでは韓国ドラマで照明店の客人たちというドラマが制作されて、私個人も高評価してますが、このドラマはブロンドの曲全てを引用して全く違うドラマにした内容で、本当に多くのクリエイターに影響を与えています。ぜひご覧ください。
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良いですね、このスナップショット。気に入っています。


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という訳で以上となります。とにかく見てない方がいましたらぜひオススメします。

上半期ドラマランキングもやりたいと思っていますが、このドラマは果たして何位なのか、ぜひ注目していただければと思います‼️

 

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